催眠と聞くと怪しげだと想像する方もいらっしゃるかと思いますが実際は違います。
催眠の定義 |
- 計画機能が低下している。被験者は暗示されたことに抵抗しようと思えばできたが面倒だったのでしなかったと内省する
- 選択的な注意集中の亢進状態にある。
- 過去経験がイメージの世界で再生される。
- 現実吟味力が低下し、理論的に矛盾した暗示にも反応する。
- 被暗示性が亢進する。
- 役割行動が亢進する。たとえば犬になると暗示されれば犬の役割に没頭する。
- 催眠中の体験について覚えていない。
- 心身がリラックスする。
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このような状態をトランス状態と呼びますが、これを一定の言語により誘導する方法が催眠誘導法です。
実際には
1・被催眠性のテストと暗示性の助長
五円玉を糸につるしてそれを、「回れ回れ」と思うとほんとにまわります。催眠にかかりやすい人はよく回り、かかりにくい人はあまりまわりません。これは振り子テストといいます。ほかにも後倒法や指々運動などといったことを行いこれにより被暗示性を高めます。
2・催眠の開始
眠くなるなどといった言葉で何回も暗示し催眠深度をみて、暗示をもちいていきます。
3.解眠、覚醒刺激
のびをしたり、手をたたいて音をだすなど催眠をさまします。
ともかく定義にもあるように催眠とは別にいうがままになるのではなく、トランス状態を作り出し、暗示者の言葉が自分の中に入りやすい状態にもっていき、そして心理的操作を行うことです。
催眠療法は金額的には一回8000円〜1万5000円が相場だと思います。前払いで十万以上の高額な金額を取るようなところは、怪しいのでやめておくことをお勧めします。
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