芸術療法

芸術療法とはクライエントにいろんな芸術活動を行ってもらうものです。その活動(絵を描いたり、音楽を奏でたり)をすることで、クライエントの心を表現してもらうことで、カタルシス文学作品などの鑑賞において、そこに展開される世界への感情移入が行われることで、日常生活の中で抑圧されていた感情が解放され、快感がもたらされること)が起こったり、心の内面の理解が深まったりする治療効果があります。種類としては、箱庭療法、絵画療法、音楽療法、陶芸療コラージュ療法、詩歌療法などあります。

箱庭療法

箱庭療法は砂の敷かれた箱(52×72×7cm)にいろんな
おもちゃをおいて何かを作るものです。おもちゃにはいろんなものが用意されています。人や動物のミニチュアであったり、柵や山や機械やいろいろです。この箱庭療法はローンフェルドの世界技法をカルフがユング心理学をベースに確立したものです。この箱庭療法は受け入れやすいことから様々な年代の人に使用されています。

コラージュ療法

雑誌やパンフレットなどから、自分の気に入った写真や絵、イラストなどを切り抜いて画用紙の上に好きなように貼って一つの作品にします。手軽でやりやすい方法でありながら、そこに表現されるものは思いがけず深かったり、作品の創作を通じてクライエントの心が癒やされることもあるのです。


                        

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