バイオフィードバック療法

おもに心身症(社会的心理的要因が密接に関与する身体疾患)の人に行われます。血圧や脳波、、筋電図などさまざまな変化を装置を用いて測定し、その変化を光や音などで当人にかえす(フィードバック)方法です。


具体的に計測する指標としては
1)皮膚温:末梢血管の収縮拡張をあらわす−−
交感神経の働き。
2)皮膚電気伝導性:末梢の発汗をあらわす−−
交感神経、副交感神経の働き。
                     (一部ホルモンも関与)
3)脈波、心拍数:末梢血管の収縮拡張や心臓の働きをあらわす
                 −−
交感神経、副交感神経及びホルモンの働き。
4)呼吸状態:呼吸による胸郭の動きをあらわす−−随意筋と不随意筋の両者による。
5)筋電図
筋肉の緊張度をあらわす−−運動神経、自律神経による。
6)脳波
脳の状態をあらわす。
7)胃電図
胃の動きをあらわす。

無意識に自分に起こっている反応というのはわかりませんが、自分に起こっていることを装置を用いて数値として知ることで自分の状態を知ることができます。それをもとにリラクゼーションを行ったり、種々の症状軽快に向けての対策をたて、自分の反応をコントロールすることで治療を行っていきます。


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